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代表ごあいさつGreetings from the President

人のため、社会のためお役に立つ。
それが企業存続の第一条件です。

代表取締役社長月ケ瀬 義雄

Yoshio Tsukigase

繊維メーカーから
電子部品メーカーへ

当社は創業者の月ヶ瀬作蔵が1941年に、紡績、織物を製造する日本和紡絹糸製品株式会社として創業しました。その後、合成繊維の登場によりナイロン製造も開始し、この長浜の地で繊維メーカーとして着実な歩みを重ねてきました。転機が訪れたのは1964年のこと、あるご縁をいただき、まったくの異業種である電子部品業界へと事業の舵をきりました。創業者はそのとき68歳であり、大英断であったとは思いますが、決して無謀な転換ではなく、新たなお取り引き先や周囲からのしっかりとした力添えがあり、その支えをもとに新たな挑戦に踏みきったのです。

電子基板の製造における
卓越した技術力

5年後の1969年には、繊維事業から完全に電子部品業へ軸を移し、社名も現在のワボウ電子へと変更しました。軌道に乗るまでの紆余曲折や苦労はもちろんあったものの、創業者の人徳、リーダーシップによりワボウ電子は社員一丸となり技術力を研鑽し、業界での実績を積み重ねました。本社工場に加えて浅井工場の開設、さらには加納工場の開設と事業規模を拡大。産業空洞化の危機も乗り越えて2002年には中国へと進出しました。現在は主に電子基板の量産、部品化を行う、卓越した技術力を有する企業として評価いただき、お客さまのご期待に応えています。

「お客さま」「社員」「社会」
という三位一体

私が当社の経営のバトンを受けて今年で5年目を迎えています。企業存続の第一条件は何か。これを問いかけるとほとんどの人が「利益」と答えるでしょう。この回答は100点ではあるけれど満点ではないと思います。私の考えは「人の、社会のお役に立つこと」です。その結果として利益がついてきます。まずお客さまに必要とされ信頼される企業でなければならない。その企業を運営する社員が安心して働き、幸せにならなければならない。そして社会のお役に立たなければならない。事業を「お客さま」「社員」「社会」という三位一体でとらえていく、それが当社の経営の根本にある考え方です。

「お役に立つ」ための
挑戦は続く

紡績から始まった当社が、現在このような企業になっていることを誰が想像したでしょうか。同じように10年、20年後の当社は現在からは想像つかないことを展開している可能性があります。当社は現在、新事業としてこれまでにない養殖産業を創ることに取り組んでいます。加納工場の敷地内に養殖場を建設し事業化に向けて準備を進めています。最先端事業に身を置く当社が今、一次産業に取り組むことに意義があります。一次産業には本来的な生産の喜びがあり、人々の健康や生活に寄与するものです。新しい事業を長浜からまた発信していくことに私も心躍らせています。当社に集う人たちとともに、この長浜の地とともに歩み「社会のために」できることをこれからも追究していきたい、そう思っています。

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